各機構の説明
キャパスタ焙煎機は大手プロ焙煎機と同等の機能を有します。
なるべく市販品を使う事で部品単価を低くして、個人の方にもお求めいただける様にと考えています。豆との対話を楽しみながら焙煎できる様に、香と雑味にこだわる工夫を各部品に施しています。直火方式の焙煎ですが最大でも炎は釜に届かず、つまりキャパスタは熱風によって焙煎しています。
冷却機
焙煎した豆を急速に冷却します。
撹拌は手動で行います。
ON,OFFはコントロールBoxで行います。
通称はバケツサイクロン
18リッターのバケツを合わせて製作しています。
煙とチャフを分離します。
チャフ受けに集まるチャフが焦げて無く、白い事が重要で雑味が無い珈琲を煎る要素です。
チャフが集まります。 チャフが白くて焦げてない
チャフの飛び具合が把握できるガラスの窓です。
高温に耐える特殊なガラスを採用しています。他の焙煎機に無い特徴の一つです。120℃前後でチャフが飛び始め、一ハゼで最高になる様子が見て確認できダンパーによる排気の調整がスムーズになります。チャフが燃えて煙がマメにコーティングする前に、剥がれたチャフを排出する事で、雑味の無いコーヒーを作れます。これが有れば焙煎がより楽しくなります。
ダンパーと補助ダンパー
左が主ダンパー、右が補助ダンパー
他の焙煎機に無い機構です。
排気のコントロールをより考慮した機構です。
排気のコントロールは主ダンパーで行います。
ダンパーのメモリ間を補助ダンパー開け閉めすることで、さらに五等分できます。
煙とチャフをサイクロンに送ります。
回転ファンとモーターが一体なので、焙煎の熱がモーター部に伝わるため、冷却用にファンが付いています。
このモーターの回転数(排気の強さ)をコントロールBoxで可変できます。
モーターの回転をベルトで伝えています。
50Hz、60Hzはプーリーの交換で対応します。
キャパスタの電気的コントロールはここで行います。
温度計は煎っている豆の温度を表示しています。各焙煎工程でこの温度と対話しながら焙煎して行きます。
豆は左回転する釜の羽で返され、常にセンサーに当たる事によって豆の温度を計測しています。
圧力計セット
焙煎の火力の調整を行います。
LPG,都市ガス共通で使えます。
ガスコンロ
焙煎機本体はコンロの皿に取り付いています。
コンロはLPG,都市ガス、市販の一口ガスコンロを使っていますので、ご自分で交換が可能です。
お店と、自宅または転居の時ガスの種類の違いに便利です。
豆は釜の開店を逆転させることで素早く排出します。
出口の蓋は豆の圧力に対応してロックをかけます。
豆を冷却機に導くシューターで、コンロの前側の蓋も兼ねています。
スプーン
焙煎の状況を確認します。温度計の温度と対話していると豆の状況は、その都度スプーンで確認しなくても把握できます。
スプーンで豆をすくった時、そこにチャフが混じっている様な焙煎は雑味が有ります。