煙突の重要性

焙煎機において排気は大変重要な要素です。その端末が煙突です。
どんなに良いサイクロンでも、排気モーターでも、その先の煙突の排気能力(吸い込みの力)が伴わないとシステムとして成り立ちません。ですから、キャパスタの焙煎機システムでも同様に、サイクロンから先の煙突部の接続及び設置が重要です。 ここは購入されて方がご自分で設置を行って頂きますので、煙突の論理と基本施工方法をご理解ください。
1kgまでの焙煎機は直径100φの煙突で済みます。1kg以上になりますと150φ以上になり、こうなるとホームセンターでは購入できないし、専門業者に依頼するしかありません。キャパスタはダクト煙突で、家庭用の換気扇から排気する事ができます。 これは簡単で設備費もかからず、使わない特は取り外すことも可能です。
キャパスタ焙煎機の排気モーターは、チャフや煙を焙煎釜からサイクロンまでしか運ぶ力しかありません。サイクロンから先の煙は、煙突の上昇力や換気扇の吸引力に委ねます。


標準の排気煙突の設置方法

換気扇の真下に付属のダクト煙突を設置
換気扇の吸引力でサイクロンからの煙を
吸上げます。

 


煙突での排気
ホームセンターで購入した100φの煙突です。
煙突はただ繋げば良いのでは有りません。
煙突の持つ空気の上昇力が十分に発揮するように設置しないと煙は抜けず、正しい焙煎が出来ないのです。煙突は横引きの約2倍の長さを垂直に設置する事を必要とします。煙突の先を屋根のトップより上げないと、風が抜けていきません。

やる気があればご自分で建てられます。

間違った煙突の設置
よく勘違いする方がいらっしゃいます。煙突は外に出さば良いのではありません。
この方法だと煙突の上昇力も無く、自然の横風により煙が吹き返され逆戻りします。
付属のダクト煙突を使う時は必ず換気扇と併用して下さい。

排気と火力の関係

排気の機能

排気の機能焙煎機の排気はチャフと煙と火を燃焼すための空気の通り道です。
焙煎において、豆の煙と特にチャフが燃える煙は雑味となって、味を左右する邪魔者です。
これを何時、どのように、どれだけ、排出するかが美味しい珈琲を焙煎する技術なのです。
ですから、排気機能の無い焙煎機とでは一味違ってきます。
いや、同じだったら焙煎方法が問題なのです。

火力の機能

これは言うまでも無く生豆を煎る元です。ガスメーター(微圧計)が付いているということは細かい調整を行う事ができるという事です。この排気と火力の間には相互関係が有り、各独立した機能の様ですが、お互いが連動しています。 排気力を強くすればチャフや煙はどんどん出て行きますが、釜の中の熱量も出て行きます。 熱量が足りなくなる時は火力を上げる事となります。 排気力を弱くすれば釜の中の熱量はそれほで排出されないので、火力は少なくて済みますが、煙が豆にからみ付き 煙臭い豆となります。排気と火力その兼ね合いが難しいのです。
排気と火力は相互関係、キャパスタはこの排気と火力の関係を上手に使う機能を備えています。
チャフと煙を排出しながら、なるべく少ない火力で焙煎します。  今時のエコでしょ!!。